Contents

005-200x300写真:大したことはないけれど、そんなささやかな感じがとても楽しい日常生活。ぼくの思い出を写真に収めて公開していく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

006ソニーは11月16日、想定価格25万円の「DSC-RX1」を発売した。これは一眼レフの上位モデルに採用されているフルサイズの大型センサーを搭載したモデルだ。6月に発売した7万円の「RX-100」と併せて販売を強化している。
11月3日には、富士フイルムが高価格帯「Xシリーズ」の新製品で、5万円台半ばの「XF-1」の販売を開始。富士フイルムの松本雅岳・電子映像事業部営業部長は、「いい写真を撮るなら一眼レフという先入観を変えたい」と話す。キヤノンやニコンなどもすでに高価格帯の製品を発売している。
各社が高級コンデジに注力するのは、ボリュームゾーンである普及価格帯の市場が縮小しているからだ。

 

 

今の20代にとっては、「すべてのカメラが銀塩フィルムカメラだった」ということは歴史上の話であり、もはやリアルタイムの経験ではないだろう。が、銀塩フィルムは緩やかに衰退したわけではない。

003-200x3001995年に私が精密業界を取材し始めた当時、フィルム業界はまだ成長期だった。街中にはフィルムのパトローネを預かって、DPE(現像をして印画紙へ拡大プリント)を行うお店がたくさんあった。昔ながらの集配モデル(工場で集約して現像・プリントを行う)に対し、店内で現像処理するミニラボを設置した店舗では数十分でプリントを手にすることができたため、スピード重視のDPEチェーンがニュービジネスとして勃興していた